内容：AWSの金融領域における取り組み戦略の全体像、そして、AWSを活用した金融サービスの高度化に関わる取り組みをご紹介します。特に機械学習を含むデータ利活用、デジタルチャネルを通じたユーザー・エンゲージメント、プラットフォーム型のサービスモデルなど、クラウドテクノロジーのメリットを活かした金融サービスの実現にフォーカスします。

登壇者：アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社　金融事業開発本部 本部長 飯田哲夫

内容：ライフスタイルの多様化に伴い、金融機関においては顧客毎に最適なアプローチが求められています。最適な顧客アプローチのためには、顧客データのサイロ化、顧客像理解が不十分、データ分析人材不足などの課題があると認識しております。NECでは、CDP（Customer Data Platform）を中心とした顧客データ利活用の高度化を支援するプラットフォームやマーケティング戦略策定／施策実行を支援するサービスを提供しており、サービス概要と金融機関でのユースケース・効果について具体事例を交えてご紹介いたします。

登壇者：NEC デジタルファイナンス統括部　ビジネスプロデューサー 日野大介、 トレジャーデータ株式会社　Strategy Office Senior Manager 大内伸幸

内容：CXの向上やデジタルビジネスの推進といった攻めのイニシアティブ、規制への対応やリスク・マネジメントの高度化といった守りのイニシアティブを同時並行で進めていくことが金融業では求められています。各イニシアティブを進めていく前提として「ビジネス利用に適したデータ」が全社横断で整理されていることが求められます。本セッションでは、「ビジネス利用に適したデータ」の中身を紐解きながら、それを維持・活用するためのデータマネジメントの方法論について、先進事例を交えながらご紹介します。

登壇者：インフォマティカ・ジャパン株式会社 テクニカルセールス本部 シニアプロダクトスペシャリスト 宇津木太志

内容：目覚ましい進化を遂げているデジタル決済の世界では、優れたUI/UX・ニーズを適切に捉え対応するアジリティ・高セキュリティ・いつでも使える安心感など多くを求められます。一方ユーザとの接点となる重要な決済分野には多様な企業が進出しサービス展開しています。TISでは決済のニーズを先取りし成長してきたデジタル決済ソリューションブランドPAYCIERGEと、長年SIerとして培ったシステム構築力・保守力を掛け合わせ多くのお客様に最適なサービスをご提供してきました。本セッションではデジタル決済の変遷に対するTISのアプローチ、更に実例を交えデジタル決済システムのAWSでの実現ポイントをお伝え致します。

登壇者：TIS株式会社 ＤＸビジネスユニット ペイメントサービスユニット ペイメントサービス第１部 セクションチーフ 土田恭史、 TIS株式会社 ＤＸビジネスユニット ペイメントサービスユニット ペイメントプラットフォームサービス部 野澤祐介

内容：2009年に大和総研がスクラッチで構築し、7000人を超える大和証券営業員がお客様応対に利用してきたCRMシステムにおいて、主要技術のサポート終了や機能配置の重複などによる顧客応対効率の低下が課題となってきたことから2022年に全面更改を行いました。お客様応対で利用するCRMシステムは、様々な情報を一元的に表示する必要があります。今回、新たに AWS の活用でコストを抑え、営業員がそれぞれでお客様データを柔軟に表示可能とするなどユーザビリティを高め、より費用対効果の高いシステムへと更改いたしました。大和総研のクラウド推進の取り組みと併せて、CRM更改プロジェクトの課題への対処と、AWS サービスを活用した今後の展望をお話します。

登壇者：株式会社大和総研　ビジネスソリューション本部　証券システム開発第一部　課長代理　小林洵人

内容：日本の金融インダストリーにおいてもクラウド活用は一般的なものとなり、基幹業務をAWSで稼働させるお客さまも増えてきました。一方で、クラウドサービスのレジリエンシーに関する不安から、重要業務におけるクラウド活用をためらうお客さまも多くおられます。本セッションではクラウドだからこそ実現できるレジリエンシーについての全体像、およびより高いレジリエンシーを実現するために実装が必要な内容に関しても踏み込んでご紹介いたします。

登壇者：アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 技術統括本部 金融グループ ストラテジック金融ソリューション部 ソリューションアーキテクト 畑大作

内容：金融業界ではVDIや境界型防御を中心に構築されたネットワーク・セキュリティを、ワークスタイル変革やアプリケーションのクラウド移行に伴いゼロトラストモデルへと変革する動きが多くなっています。クラウド利用の進展においても安定してクラウドサービスが使えることが多くの企業様において事業継続性(BCP)の観点から必須になってくる中、ゼットスケーラーは全世界で7,000社以上にクラウドセキュリティサービスを提供しており、お客様におけるサービスの継続性がいかに重要であるかを理解しております。本セッションではゼットスケーラーが提供する業界で最も回復力に優れたクラウドセキュリティソリューションをご紹介致します。

登壇者：ゼットスケーラー株式会社 金融・社会インフラ事業本部 本部長 岡崎修二

内容：金融業界は、AIOps、FinTechやブロックチェーン、金融オープン API などテクノロジーの進化が特に早い業界の1つです。業界で生き残るため、粒度の細かいパフォーマンス監視、DevOps の推進、クラウド利用による動的な環境を含むトランザクション監視、グローバル規模のユーザーエクスペリエンスの監視などは、特に取り組むべき課題として挙げられます。このような課題を克服し、顧客体験（CX）に差をつけている金融企業の先進実例をご紹介します。これらの事例から、DX時代に舵を切るべき IT サービスの設計や開発運用体制の方向性が見えてきますと幸いです。

登壇者：Dynatrace合同会社 執行役員 日野義久

内容：AWSに移行した豪州の大手銀行が、Cisco AppDynamicsでWebやMobile Appなどのパフォーマンスと顧客満足度を向上させた事例を、数字を交えてご紹介します。同銀行は市場投入したデジタルサービスに年間約120件の重大障害が発生し、顧客満足度が低下する事態に直面していました。同銀行はCisco AppDynamicsを導入することで、顧客体験からウェブアプリやモバイルアプリの性能・不具合まで一元的にモニタリングし、プロアクティブな対応を強化することで“障害件数“を89%削減できました。またNPSも37ポイント改善と大きな顧客満足向上を達成することができました。更にリソース配置の適正化も行い、インフラコスト50%削減にも繋がっています。

登壇者：シスコシステムズ合同会社 アップダイナミクス事業 パートナー営業部長 関戸崇

内容：金融機関を狙ったサイバー攻撃は多様化、巧妙化し、攻撃手法も日々進化しており、更なる強固なセキュリティ対策が必須となっております。本セッションでは、金融業界におけるセキュリティプラットフォームの重要性と具体的な運用方法についてご紹介するとともに、最新の高度な脅威からどのように環境を保護し安全性を確保すればいいのかを、実際のユーザーのユースケースも交えながらご紹介します。CrowdStrike Falconプラットフォームの製品概要と特徴、Amazon Web Servicesとの連携機能や弊社のEDRやNGAV、脅威ハンティング等を用いることで、どのように金融業界のセキュリティ対策を実現できるのかというベストプラクティスを学んで頂けます。

登壇者：クラウドストライク合同会社 セールスエンジニアリング部Sr. Sales Engineer大高壮平

内容：あらゆる金融サービスがオンラインでも安定的に提供されることが当たり前になりつつあります。これに伴い、リアルタイムでサービスの稼働状況が可視化されるオブザーバビリティを導入する企業も増えてきています。当セッションでは、金融業界の事例と共に、初級編〜応用編まで皆様の状況に合わせたオブザーバビリティの実現方法についてお話します。

登壇者：New Relic株式会社 技術統括 コンサルティング部 部長 瀬戸島 敏宏